しいえん隊日誌

創作活動、同人活動を中心に投稿します。

イラストの工程を紹介します

はこねです。

今回は自分語りです。

私のイラストの描き方、特に作業工程をご紹介します。

※現時点、最近の私のスタイルです。次のイラストでは変わっているかもしれません。

何を書いてるの

主に駅メモ!のキャラを書いています。最近はアニメやボカロなど他のキャラも書いています。

女の子ばかりなので、いつかは男も描きたいなと思っているのですが画力が足りない。

機材

iPad mini6 + Apple Pencil 2

ソフト

Procreate

長い間アイビスペイントを使ってましたが1年ほど前にProcreateを使い始めました。使い慣れてからは絵のクオリティが上がり、作業時間が短縮されたと感じます。

本題: イラストの工程

先日描き上げた シンデレラ (DECO*27様楽曲『シンデレラ』のキャラクター)を例として取り上げます。

DECO*27様のシンデレラさんを描きました

ラフ・下書き

線画にする前の工程ですね。

絵を描き始めた頃は目から書いていたのですが、今はバランスをとるために、大きいものから描いていくことを意識しています。

頭→大まかな髪型→目→その他のパーツ→髪の毛先……

という具合です。

顔が重要だと考えているので首より下は後回しになりがちです。

ラフの途中

目は重要な部分なので、全体の線画に入る前に下書きを飛ばして描き切ってしまうことも多いです。この際にアイラインは太くしません。

先に目の形を決定する

迷い線が多いと線画で迷うので、できる限り下書き段階で一本の線に整えます。手振れ補正を上手に使い分けると、うまくまとまることが多いです。

線画に入る前に目と髪を軽く塗ります。ここで違和感が出てきて修正することも多いです。

軽く塗ることで、完成イラストが若干イメージできる

  • 髪の流れ、分け目の形
  • 目、眼球のサイズ

は良く微修正します。また、左右反転させて歪みや位置を直していくのもこの段階です。まだ線画でないので、変形ツールや切り貼りなどデジタル技術を使って容赦なく修正します。使えるものは使っていけの精神です。

線画

線画は時間をかけてゆっくりと下書きをなぞります。ここで手振れ補正を強めにかけておけば、勢いよくペンを動かさなくてもある程度ぶれない線が引けます(筆圧の調整は課題ですが)。

Procreateの塗りの関係上、まゆ、目、口以外はすべて同レイヤーです。

線画を引いた後

線画が終わったらラフレイヤーを隠して確認します。ここが緊張の瞬間ですね。

塗り①: 塗りつぶし

まずは肌、髪、服のベース色を塗りつぶします。Procreateは塗りつぶしが非常に楽なので助かります。

塗り②: 目の塗り

最重要工程。塗り方は試行錯誤しています。塗りと同時に、アイラインや瞳の輪郭を太くしたりと線画の調整をする場合もあります。 目が塗り終わったら頬などを塗ります。

 

目の塗り工程

白目→瞳→瞳の中→目の影→ハイライト→目の周り→頬 という具合です。

このキャラの特徴であるメガネは目が塗り終わり、印象がはっきりしてから線画含めて清書しました。

塗り③:影

影も試行錯誤です。物理的にできる影と、イラストでアクセントをつける影は微妙に違う気がしますので、大変です。

影塗った後

仕上げ

線画は真っ黒だと主張が強いので、茶色などで色を付けます。(目の線画は塗りの段階で塗っています)

また、書き忘れや塗りを後回しにしていたところを仕上げます。

最後に背景を描き、完成です。

完成!

おわりに

工程を晒すのは楽しいですね。

次は絵の描き方やツールの変遷とかを語りたいですね。