しいえん隊日誌

創作活動、同人活動を中心に投稿します。

龍馬伝はいいぞというお話

はこねです。

このブログを作った理由に、最近ハマった大河ドラマ龍馬伝』についてたっぷりと語ろうと思った、というものがあります。 twitterでは書ききれないようなことをどんどん書くぞ。

龍馬伝って?

2010年に放映された大河ドラマです。坂本龍馬(福山雅治)の生涯を三菱の創始者岩崎弥太郎(香川照之)が語っていくという構成です。

全48回・4部構成ですが、第2部まで(全28回)で一つの区切りなのかなと僕は感じます。

NHKオンデマンドでも配信されているので,最近でもご存知の方はいると思います。

10年前

時代劇を含めドラマにほとんど興味がなかった私(当時中2)ですが、たまたま見たこの作品にドはまり。当時はまだ詳しいところまで理解できませんでしたが、それで友達と印象に残ったセリフをまねし合ったり、公式HPを隅々まで眺めたりするなど、相当に印象に残るドラマでした。

おそらく通しっきりで見たドラマは龍馬伝以降ほとんどないです。(次年度の大河の江ぐらいかな?)

自粛の中で

いつかはもう一度見たいな、と思っていたところ、自粛で暇になったのでNHKオンデマンドで見ることに。

案の定スッとはまり、毎日1~3話のペースで視聴を続けました。とても楽しかったです。 特に、時々発せられる力強いフレーズが就活と自粛で弱り切っていた心に突き刺さりました龍馬伝のおかげで精神を何とか保っていけました。ほんとに。

推しポイント

本題。龍馬伝のここがいいぞというポイントです。

BGM

「え? そこ?」と言われるかもしれないですが、一番のポイントはBGMだと思います。 佐藤直紀さんの奏でる音楽が龍馬伝を作っていると言っていいんじゃないかってくらいです。 最近はもう音楽聞くだけで泣けてくることも。

特に好きなものを紹介します!

  1. 『想望』
    ベタかもしれないですが、やっぱこれですね。
    悲しみ、別れ、虚しさ。そういったものを表してくれるだけではなく、辛い感情を乗り越えるため、次のステップへ向けての希望の光を差してくれる感じがします。 武市半平太切腹シーンや岡田以蔵の逃亡シーン、脱藩のシーンだけではなくポジティブな場面でも使われていたのが気に入っています。 誰かが亡くなったときや夢が絶たれたときに、これを聞いて涙を流してましたが、つらい心を癒してくれる感覚もありました。

  2. 『傀儡』
    第3部からたくさん使われた曲。
    タイトルに似つかないかっこよさ。聞いてるとわくわくするので作業用BGMとしてもってこいですね。

  3. 『怪物』
    吉田東洋暗殺や池田屋事件のシーンで使われた曲ですね。時代劇っぽくて好きです。任意のドラマ・アニメのシリアスなシーンで流してほしいですね(

  4. 『クロノスの刻み』
    『クロノスの刻み II』のほうが知れ渡っているようですが、僕は無印の方が好きです。
    黒船のくるわくわく感を上手く表しています。
    Jリーグの煽りPVにもってこいかも。

  5. 『狂奔』
    狂う世の中、そして追われる身となった龍馬のありさまをよく表しています。 龍馬伝BGMでよくある転調の部分もお気に入りです。 後半の歌詞不明の歌もいいですw

ほかにも『これあらた』、『雑草魂』、『THE NAVIGATOR』、『飛騰』……あげたらきりがありません。

もう全部好きです!w

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作業用BGMのための龍馬伝サントラリスト

生々しい演出

龍馬伝は武士のドラマでありながら、きれいな屋敷で芝居が終わるようなものではないです。武士でも泥んこに汚れたり、リアルな切腹や暗殺のシーンがあったり、とても生々しい演出が多いです。 また、町人が威勢よく騒いでいるところや、第29回の薩長藩士の競り合いなど、人が活き活きと騒いでいるシーンが、時代劇っぽくないリアリティがあり、タイムスリップしたかのような感覚を覚えます。

史実との違い

これは、よく言われるところですね。

僕も龍馬伝は史実とは異なるところだらけだと思います(暇があったら取り上げようかなと思いますが) ただ、史実は史料集を見れば済む話ですし、今まで史実だと思われていたことが実は違ったなんてことは近代史でもある話ですし、いかに忠実かどうかをドラマに問う必要はないと思います。

龍馬伝は何度も描かれている坂本龍馬という人気者が主人公ですから、 当然史実とは異なる描写はあります。けんど、いや、けれども、それは出てくる登場人物(≠歴史上の人物)の情緒あふれる人間性 を引き出すために上手く使われているんじゃないかなって感じます。

「いいぞ」とは言ったが…

さて、ここまではまり、ロケ地や龍馬ゆかりの地の聖地巡礼にも行き始め、龍馬伝のことをまとめようとした矢先にNHKオンデマンドから今日付けで龍馬伝が削除されることが発表。理由はまあ、察しの通りで…… 言いたいことはいろいろありますが、まずは寂しいの一言です。

海軍操練所が突如潰されたような気持ちかもしれない……

これから聖地巡礼レポとか書こうと思うのですが、どうしようか……

あと半日あったら第何回がオススメ?

折角なので、オンデマンドから消えるうちに見たいという人にどの回をオススメするか書きましょうか。

こんな生まれたてぴよぴよのブログが誰かに届くのか?

僕は半平太と龍馬の友情や確執の部分が好きなので、第2部までを中心に見てほしいなあと思います。 その中でも、

  • 1回(福山龍馬の人格を作る上で大事な出来事)
  • 5~6回(黒船で龍馬の心が変化する)
  • 7回(龍馬・半平太・弥太郎の対決、龍馬父の最期)
  • 11回(龍馬の名芝居あり)
  • 13回(脱藩シーン)
  • 16回(勝麟太郎との出会い)
  • 19回(勤王党の大一番)
  • 21回(勤王党員逃走・捕縛)
  • 23回(終盤の池田屋事件)
  • 28回(半平太・以蔵の最期)

がオススメですかね。

渦中のあの男は出てきませんね……

おわりに

龍馬伝』はいいぞという布教(?)記事でした。

オンデマンドからは消えてしまいますが、サントラを聞くだけでもいいので、ぜひ龍馬伝の世界を味わってください。